精神科病院 改修工事

精神科病院 改修工事

半年以上の打ち合わせを重ねて、7月より改修工事を着工して、8月20日に無事完成をいたしました。

昨今の医療を取り巻く運営は多難であり、黙っていても患者が来る時代でも無く、時代に応じて形態を変えていかなければならず、本案件も医局や看護師の数に応じた、管理部門のレイアウト変更の設計・監理の案件でした。

本案件の場所は北海道のある地方都市で、20年ほど前までは漁業などで活気に満ちた市町村でしたが、昨今は少子高齢化に伴い、人口が減少している地町村で一番大きな精神科病院です。

設計の完了と共に地元建設業者へ積算をいらしましたが、予算のオーバーで、結局、電気・設備業以外の工事は札幌の業者を使いました。

寝泊りしても札幌の業者が安いのですから、いかに地元の建設業者が高いのかがわかります。

電気・設備だけは地元会社を使うのは、病院だけに不測の事態の緊急性を考えると、札幌から2.5時間の場所に駆けつけての対応では病院に迷惑をかけるので、高くても地元の業者を使わざる得ないのです。

このようなスキーム作りも大事な設計・監理の使命です。

昨今の職人事情と地方という事もあり、工期は若干遅れましたが、無事引き渡しができました。
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